白金家の歴史 白金家の再建について〉

曾祖父 塚田宇一郎(ツカダウイチロウ)が昭和11年に創建。

地元の栗、欅を大黒柱、梁、土台等にふんだんに使い3年かけて建築。

戸隠で初めて、宿坊以外の旅館業として宿屋を始めました。

スキー客の宿泊の他、豊富な湧き水と天然ガスを利用し、湯屋も営み地元の方の銭湯として親しまれておりました。

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塚田家古写真009
塚田家古写真005
創建当時の建物2

1939年に第二次世界大戦が始まり宿は休業となり、戦後、曾祖父母が亡くなり、2代目が民宿「塚田屋」として宿屋を再開。

昭和40年代から戸隠は「信州学生村」として県外から多くの大学受験生の夏の勉強場所として集客を開始。受け入れに適した施設にするため、 大規模な改築をしました。

この改築により、創建当時の木建や雨戸、廊下の手すりは取り外され、天井や梁、出げたは合板やボード等で覆われ、当時の面影はなくなりました。その後、3代目より民宿「八峯荘」として営業しておりましたが、平成10年代に施設の老朽化によりお客様の受け入れが困難になり、約10年以上休業の状態となりました。

平成29年度に戸隠の伝統的建造物群保存地区が国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されたことにより、当家も築80年以上ということで、保存対象の建物に指定されました。

今では手に入れることが不可能に近い大木の栗や欅を使った建物を壊すことは勿体ないと思い、創建当時の建物に復元修理し、宿屋として再開し、曾祖父の築いてきたものを引き継いでいくことにいたしました。

平成28年度より工事を開始。伝統的建造物の復元の為、創建当時の姿に忠実に戻すことを前提とし、文化庁・長野県・市のご指導を頂き、古写真や残っていた現物を基に、1階部分の出げたや2階の廊下の手すり、雨戸と木建の復元工事を2年かけて実施し、平成30年12月に完成。創建当時の姿に戻りました。

創建当初の建物の特徴を残しながらも、断熱、耐震、遮音、水回りの整備等過ごしやすさと安全を考慮し、古民家としての最善を尽くしました。

約2年に及ぶ復元工事は難工事となりましたが、多くの業者様と職人様のお力により素晴らしい建物に生まれ変わりました。

この工事に携わっていただきました皆様に感謝の意味を込めて、こちらに一部ではございますが、工事の写真を掲載いたしました。

工事に携わっていただきました皆様の熟練の技術や知識を歴史として写真に収め、残すことがとても大事なことだと感じました。

100年後かに修繕することになるときに、又次の世代に引き継ぐ時にとても重要になると思っております。

 

創建当初曾祖父がつけた屋号は「白金屋」でしたが、お客様に家庭的な温かさを感じて頂きたという思いで、

「白金家」に変更し、平成31年1月1日より宿業を再開いたしました。

貴重な材木を使った建物と、昔懐かしい旅籠の風情をご堪能下さいませ。

白金家4代目女将 塚田真紀

宿屋白金家再建工事関係者様(順不同)

●文化庁・長野県・長野市(教育委員会・文化財課)

●設計 株式会社アート設計工房 寺澤雄二様

●施工 高木建設株式会社様 長野市安茂里

●施工 諸沢建設株式会社様 長野市戸隠

●大工 一建システム 小林新一様 長野市・有限会社伊部建設 伊部様 須坂市・他14名

●解体 直富商事株式会社様 株式会社松興様

●曳家 有限会社三光組様 佐久市

●電気 有限会社清水電工様 長野市戸隠

●左官 株式会社宮内様 千曲市 

●塗装 高橋塗装様 千曲市

●設備 徳武設備様 長野市戸隠

●板金 木村板金様 長野市戸隠

●建具 吉家建具店様 千曲市

​🔶2017年~第一期工事 解体・1階土間工事・曳家・壁左官工事  ※矢印にマウスを置くとスクロールします。クリックすると画像が見られます

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🔶2018年~第二期工事 1階水回り・2階部屋・建具・壁左官・屋根耐震

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